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映画専門古書店「駒鳥文庫」が大阪天満宮前に 喫茶カウンターも

大阪・天神橋の映画専門古書店「駒鳥文庫」が2014年11月9日(日)に大阪天満宮前に移転。店舗面積が増え、喫茶カウンターが設置された。

駒鳥top
映画関連古書が並ぶ店内

店主の村上淳一さんは、もともと学生自体に映画制作をしていたほどの映画好き。大学卒業後、老舗の古書店に就職。修業した後、自身の趣味を生かし、映画関連書籍のみを扱う「駒鳥文庫」を2010年にオープンした。店名は、アニメーションの「コマ撮り」から命名。
今回は、11月に店を同じ天神橋の、大阪天満宮の参道に移転し、リニューアルオープン。店舗面積が広くなり、喫茶カウンターも設置された。

駒鳥_外観
大阪天満宮から歩いてすぐの場所

店内では、国内外の映画関連の古書が集結。往年の名作邦画から海外のアート映画、名作アニメーションなど、映画にまつわる書籍が充実する。種類も、監督・俳優の著作やインタビュー本、映画論、技術論、映画評論など、多岐にわたる。
また映画ポスターやパンフレットもずらり勢ぞろい。パンフレットは一律300円で販売。移転したことでこういったグッズの販売もやりやすくなったといい「中には映画ファン垂涎もののレアパンフもありますよ」と村上さん。

駒鳥_邦画
駒鳥_洋画
駒鳥_パンフ
パンフレットコーナー

さらに店内には、映写機やフィルムカメラなど、映画に関する道具が随所に展示。眺めているだけで映画の世界にひたれるような店内を心がけている。目指すのは「映画館のロビーようにくつろげる空間」だという。BGM代わりに白黒テレビから流れる古い映画も、気分を盛り上げてくれる。

駒鳥_小物
古い映画のグッズがぎっしり

新設された喫茶カウンターでは、コーヒー(400円)、カフェオレ(450円)、ビール(500円)を提供。コーヒーは「ナポレターナ」という、ドリップ方式が発明される前にイタリアで使われていた方法で淹れられる。水と豆を入れた二つのカップを重ねて、まず豆を蒸らした後、ひっくり返してドリップする。1950年代のイタリア映画にも度々登場するという。

駒鳥_カウンター
映写機が置かれたカウンター
駒鳥_コーヒー1
「ナポレターナ」で淹れるコーヒー

「映画ファンから、すこし映画に興味があるぐらいの人まで、気軽に来てほしい。ぶらり訪れて、映画の本を眺めるだけでも楽しいですよ」と村上さん。コーヒーの香りの中、映画の世界に浸るひとときを味わってみてはいかがだろうか。

駒鳥文庫は12時から19時まで営業。定休日は月曜。その他催事出店日も休業する。場所は、大阪天満宮の参道。大阪地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅から徒歩5分。

詳細情報
■営業時間
12時~19時

■定休日
月曜
※催事出店時にも休業

■店舗情報
駒鳥文庫
大阪市北区天神橋1-14-11天神ビル101号室、TEL 06-6360-4346

■サイト
駒鳥文庫