塚口サンサン劇場の改革10年を記した人気連載! 書籍も発売中!

連載コーナーはこちら

社会に問いかける話題作3本上映 ウィングス京都映画祭が開催へ

『スタンリーのお弁当箱』『少女は自転車に乗って』『わたしはロランス』…社会意識を問いかける話題作3本を上映する「ウィングス京都映画祭~枠を超えて~」が11月15日(土)・16日(日)に開催へ。前売500円。

ウィングス1

1994年に設立された京都市男女共同参画センター「ウィングス京都」の開館20年を記念して実施される映画イベント。性意識や格差社会、宗教などについて考えるきっかけを提供する3作品をチョイスし、2日間にかけて上映する。

まず、11月15日(土)には、インドの『スタンリーのお弁当箱』(2011年、96分)を上映。家庭の事情で学校に弁当を持ってくることができないスタンリー少年とその友人たちが、困難に立ち向かいながら生きる姿を描いている。ダンスやミュージカルのイメージがあるインド映画の中では異色の作品で、コミカルかつハートフルなストーリーで好評を博した。今回の上映後には、インド料理RAJUさんによるサモサとチャイのサービスも実施。オーナーシェフが、日本とインドのお弁当や食文化の違いについて解説する。

スタンリーのお弁当箱
『スタンリーのお弁当箱』(C)2012 FOX STAR STUDIOS INDIA PRIVATE LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED

つづいて同日夜には、『少女は自転車に乗って』(2012年、97分)を上映。宗教戒律によって女性の行動が制限されるサウジアラビアで、自転車に乗る夢をかなえようとする少女の姿を感動的に描く。ヴェネツィア国際映画祭などで高い評価を得た。

少女は自転車にのって
『少女は自転車に乗って』(C)2012, Razor Film Produktion GmbH, High Look Group, Rotana Studios All Rights Reserved.

翌日16日(日)には、『わたしはロランス』(2012年、168分)を。女性になりたい男性が、その秘密を知った恋人とともに、自らの道を進んでいく姿と10年間の恋愛を描く物語。近年注目を集める新鋭、クサヴィエ・ドラン監督の作品で、カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映され評判となった。
上映後には、女優の渡辺真起子さんと、アンスティチュ・フランセ東京映画プログラムディレクターで、2014年カンヌ国際映画祭「批評家週間短編作品部門」審査員の坂本安美さんがゲストトークを実施する。

わたしはロランス
『わたしはロランス』

「ウィングス京都映画祭~枠を超えて~」は、11月15日(土)・16日(日)に、ウィングス京都で開催。有料の託児サービスあり(申し込み〆切は11月1日)。

『スタンリーのお弁当箱』予告編


『少女は自転車に乗って』予告編


『わたしはロランス』予告編

詳細情報
■上映日程
11月15日(土)
 13時~ 『スタンリーのお弁当箱』上映
 ※上映後、ホワイエでサモサ&チャイサービス
 18時~ 『少女は自転車に乗って』上映

11月16日(日)
 13時~ 『わたしはロランス』上映
 上映後、ゲストトーク

■料金
・前売 1プログラム500円

・当日 1プログラム800円

 定員240名

■開催会場
ウィングス京都 2階イベントホール
京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町262、TEL 075-212-7470

■サイト
ウィングス京都映画祭~枠を超えて~
ウィングス京都