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大阪国際大学が舞台の『ヒーローのつくりかた』、海遊館で上映へ

大阪国際大学を舞台に映画サークルを描いた映画『ヒーローのつくりかた』が、海遊館ホールで上映へ。監督は、『或る探偵の証明』や予算800万円をかけたパイロット編『SAIKA~信長を震撼させた男たち~』を制作した山口雅和さん。

ヒーローの作り方top

山口雅和さんは、以前制作した『或る探偵の証明』がシネ・リーブル梅田でレイトショーされたほか、和歌山県で戦国時代に活躍した鉄砲集団「雑賀衆」を描いた『SAIKA~信長を震撼させた男たち~』を企画し、800万円の予算をかけたパイロット版などを制作してきた。
今回は、教鞭をとる大阪国際大学の情報デザイン学科がもうすぐなくなることから、その記念作品を制作しようと映画企画を発案。先生や職員に協力を依頼し、学生たちからはアイデアを募集。キャンパスを舞台にした映画を制作した。
撮影を行ったのは、大阪国際大学枚方キャンパス。その他同志社女子大学、梅花女子大学の学生らも含めて、のべ30人の学生が協力。1時間半の作品を完成させた。CG制作には、デジタルハリウッド大学大学院の栩木雅典研究室が協力している。

今回製作された『ヒーローのつくりかた』(90分)は、映画を作ろうとする若者たちの物語。自称映画サークル2回生の主人公シンジ(30歳)が、お金もコネもない中で、映画『KAMIKAZE』を完成させようとひとり悩んでいた。そんなある日、シンジの目の前に新入生のあちこが現れる。彼女やいろんな人とともに映画を作るなかで、シンジは過去のトラウマを克服していく・・・というストーリー。
主人公のシンジ役で、多くの舞台や映像作品に出演している吉田青弘さん、あちこ役で(園子温監督 TOKYO TRIBEスンミ役)の清野菜名さんが出演している。

ヒーロー1
© 2014 映画「ヒーローのつくりかた」製作委員会
ヒーロー2
© 2014 映画「ヒーローのつくりかた」製作委員会

製作後、多数の好評を得たことから、上映会を実施。週末2回に分けて、海遊館ホールで上映イベントを開催する。
「舞台が国際大学ということで、留学生との交流や一緒にものづくりをする際の難しさなど、いろんな経験談を盛り込んだ」と話す山口監督。「特に、クリエイターを目指す若者には共感してもらえる映画になったかと思います」と呼びかけている。

『ヒーローのつくりかた』上映会は、10月25日(土)の13時からと、26日(日)の14時30分から開催予定。場所は海遊館ホール。料金は2,500円(両日フリーパス)。
当日は、同作の音楽を担当したミナワさんによるライブや、出演者によるコント、その他サプライズ企画も行われる。

予告編

詳細情報
■上映会日程
10月25日(土)
 13時~

10月26日(日)
 14時30分~

■料金
2,500円(両日フリーパス)

■開催会場
海遊館ホール
大阪市港区海岸通1-1-10、TEL 06-6576-5501

■サイト
『ヒーローのつくりかた』公式サイト