“ウルトラ”実相寺昭雄が手がけたエロス　京都でオールナイト上映

ウルトラマンシリーズを手がけ、エキセントリックな映像美で知られる実相寺昭雄監督が手がけた成人映画をオールナイトで一挙上映する催しが、京都みなみ会館で9月20日（土）に開催される。

実相寺昭雄は、『ウルトラマン』『ウルトラマンセブン』などの演出を手がけたことで知られる映画監督。テレビ番組のディレクターから映画監督に転身し、幅広いジャンルの映画作品を手がけた。エキセントリックで前衛的な作風で知られており、今なお多くのファンを魅了している。

今回は、実相寺監督が手がけていた成人指定映画作品に着目。「大人のための実相寺劇場 光と影そして、エロス」と題し、4作品を一挙オールナイトで上映する。
上映されるのは、『アリエッタ』（1989年、75分）、『ラ・ヴァルス』（1990年。61分）、『墜落 ～ある人妻の追跡調査～』（1992年、83分）。さらに、実相寺監督が別名義で制作した『隣人』（1993年、60分）も併映する。

また合わせて、実相寺監督のもと映画制作を学んだ、映画監督・プロデューサーの古林浩一さん、実相寺作品に多く出演した俳優の堀内正美さんがゲストトークを行う。司会は、関西でサブカル・カルト映画の普及に努めるメディアライターの浅尾典彦さん。
イベント告知ページでは、「SM、レイプ、堕ちてゆく人妻等、性を通して生きる事の哀しみと人の業を描いた、実相寺昭雄監督のもうひとつの姿である“エロスの世界”」とPRしている。

「大人のための実相寺劇場 光と影そして、エロス」は、京都みなみ会館で9月20日（土）の23時15分から開催。翌朝6時5分終了予定。