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梅田で樹木希林さん登壇 “遺書みたい”な映画への思い語る

テアトル梅田に5月31日(土)、女優の樹木希林さんが登壇。上映中のドキュメンタリー映画『神宮希林 わたしの神様』に合わせて、トークを実施した。

希林_ポスター
テアトル梅田に登場した樹木希林さん

『神宮希林 わたしの神様』(2014年、96分)は、樹木希林さんが、式年遷宮が行われる2013年に初めてお伊勢参りをした旅を記録したドキュメンタリー映画。東京・渋谷の自宅から出発し、歌人岡野弘彦さんにも会いながら、生きることや命、家族について思いをはせる。2011年11月に東海テレビでテレビバージョンを放送。再編集し、劇場版として公開された。

神宮希林1
©東海テレビ放送
神宮希林2
©東海テレビ放送

満席の観客の前に登場した樹木さんは同作について、「私の自伝というか、遺言みたいと言われた」と話す。監督を務めた伏原健之さん、プロデューサーの阿武野勝彦さんも登壇し、製作のきっかけや秘話などを披露した。
伊勢神宮には一度も行ったことがなかったという樹木さん。「でも一度は生きているうちに、という感覚で行かせていただいた」と話す。
阿武野さんは、「樹木さんの、人の気持ちを表現する言葉にはっとした。樹木希林さんの底力を見た、という感じです」と絶賛。樹木さんは「ドラマのスタッフでなく、報道のスタッフと一緒だったのもいい体験。ずっとカメラを回していると、意外な出会いがあったりして面白かった」と振り返り、「その粘り強さがこの作品を生み出した。スタッフには本当に感謝しています」とねぎらった。

希林_アップ
トークを行う樹木希林さん
希林_3人
伏原監督(写真中央)と阿武野プロデューサー(右)も

「わたしが人生を語るなんて言うとおこがましいけど、伊勢神宮の式年遷宮という懐があって成立した映画」と話す樹木さん。
伏原監督は、「希林さんは自分の親ぐらいに思えたりする時もあるし、若い女性のような可愛らしさもある方」と話し、「積極的なんです」と樹木さんが頷く一幕もあった。

希林_会場
樹木さんの話に耳を傾ける満席の観客たち

『神宮希林 わたしの神様』は、5月31日(土)からテアトル梅田で公開中。6月7日(土)からイオンシネマりんくう泉南、京都シネマ、神戸アートビレッジセンターでも上映される。

予告編

詳細情報
上映日程 テアトル梅田、
 5月31日(土)~

京都シネマ
 6月7日(土)~6月20日(金)

神戸アートビレッジセンター、
 6月7日(土)~6月20日(金)

映画館 テアトル梅田
大阪市北区茶屋町16-7梅田ロフトB1F、TEL 06-6359-1080)

京都シネマ
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地COCON烏丸3F、TEL 075-353-4723)

神戸アートビレッジセンター
神戸市兵庫区新開地5-3-14、TEL 078-512-5500)

サイト 『神宮希林 わたしの神様』公式サイト
http://www.jingukirin.com/
テアトル梅田
http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/
京都シネマ
http://www.kyotocinema.jp/
神戸アートビレッジセンター
http://kavc.or.jp/