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アニメ界の巨匠描く 京都でドキュメンタリー上映

7月28日(土)から京都みなみ会館で、アニメ界の巨匠を描いたドキュメンタリー映画『アニメ師・杉井ギサブロー』(92分)の上映がスタートする。


(C)アニメ師・杉井ギサブロー製作委員会

杉井ギサブローさんは1940年生まれのアニメーター・アニメ監督。
東映動画に入社しアニメーターとして活躍後、TV『鉄腕アトム』の作画や演出に参加。宮澤賢治原作の『銀河鉄道の夜』(1985年)や、『紫式部 源氏物語』(1987年)、『あらしのよるに』(2005年)などを監督。2010年には文化庁より映画功労賞が贈られている。
他にも『ルパン三世』『まんが日本昔ばなし』『タッチ』などの大人気アニメにも参加し、日本屈指のアニメーターとして知られている。


(C)アニメ師・杉井ギサブロー製作委員会

今作の監督は、石岡正人さん。
伝説的なAV監督代々木忠さんの内面を切り取った『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』などを製作している。
今回の映画は石岡さんが、ギサブローさんからの誘いでアニメーションを学ぶ大学生に教えることになったのがきっかけで生まれたという。みずからアニメ制作について学びながらの撮影だったため、「この映画は自分がアニメーションを知る過程の映画でもあるんです」と石岡さん。「これは杉井さんのドキュメンタリーなんだけど、もう一つ、手塚治虫さんに対してのドキュメンタリーの面もあるということに気付いた」という。

杉井ギサブローさんの東映動画入社や虫プロダクションへの参加、敬愛する手塚治虫さんへの思い、一時の引退と復帰、そしてその後の成功へと続いて行く過程を描いた同作。昭和のアニメーション史を知る上でも大変貴重な作品となっている。


(C)アニメ師・杉井ギサブロー製作委員会

■上映日時
7月28日(土)~

■会場
京都みなみ会館
(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

■サイト
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/
『アニメ師・杉井ギサブロー』公式サイト
http://www.animeshi-movie.com/