GWに興奮の映画体験！　元町映画館で「ハイテンション映画祭」

『ロッキー・ホラー・ショー』『ムトゥ 踊るマハラジャ』などの参加型上映やトークイベントなどの「ハイテンション映画祭」が、神戸の元町映画館で開催される。『劇場版テレクラキャノンボール2013』関西初上映も。

「ハイテンション映画祭！」は、「家族や友人どうしでゴールデンウィークに盛り上がってもらおう」と神戸の元町映画館が企画したイベント企画。映画を観るだけでなく、参加型上映を中心に、同館スタッフが厳選した「これぞ、ハイテンション！」な映画を特集上映する。

まずは、ホラー・ロックンロール・ミュージカル舞台劇を映画化した『ロッキー・ホラー・ショー』（1975年、99分）をセレクト。アメリカで、コスプレでの参加などパーティ形式の観賞スタイルが定着した同作を4回上映する。
うち2回は参加型を予定。4月29日（火）は、上映前にドラッグクイーンの有名人シモーヌ深雪さんと関西の映画ライター寺田正廣さんのトークを、5月5日（日）には、ホラーメイク・ゾンビメイクなどの仮装を行い、それぞれ参加型上映を実施する。

『ロッキー・ホラー・ショー』

おなじ参加型上映としてもう一つ行われるのは、インド映画の「マサラ上映」。日本でインド映画ブームをつくった有名作、『ムトゥ 踊るマハラジャ』（1995年）を3回上映し、そのうち1回の4月26日（土）は、紙吹雪やクラッカーなどOKの「マサラ上映」を行う。

つづいてはジャッキー・チェンが一人二役に挑戦した『ツイン・ドラゴン』（1992年、100分）。5月3日（土）上映後には、映画評論家ミルクマン斉藤さんのトークライブを開催。ジャッキー映画の映像を観賞しながらみんなで「ツッコミを入れまくる」企画を実施する。

また、こちらはイベント企画は予定されていないが、旧ユーゴスラビア動乱の時代を背景に描いた群像劇『アンダーグラウンド』（1995年）の上映も予定されている。

そして最後の目玉は、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』。1997年からスタートしたアダルトビデオの人気シリーズの映画化作品で、監督はカンパニー松尾さん。「AV監督たちがバイクや車で東京から札幌に向けたレースを行いながら、各地でゲットした素人女性の数を競い合う」というもの。東京で公開されるや否や、大きな話題を呼んだ同作の、関西初上映となった。
5月6日（火）上映時には、カンパニー松尾さんが来館し、イラストレーター・DJのキングジョーさん、映画ライター田辺ユウキさんとトークを繰り広げる。

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』

「映画を観たときの高揚感、映画で感じた興奮をとことん追求し、さらなる映画の快楽への高みを目指す」と意気込む同館スタッフたち。「とにかくみんなで盛り上がって、忘れられない映画祭になればと願っています！」と呼びかけている。

「ハイテンション映画祭」は、神戸の元町映画館で4月26日（土）から5月9日（金）まで開催予定。イベント上映は同館公式サイトを参照。

友人や家族、恋人を誘って、普段なかなかできない新感覚の映画体験を味わおう。