育児の合間にゆったり映画鑑賞　元町映画館が“託児付き”上映

育児中の親に、映画館でゆったり映画を鑑賞してもらう時間を提供しようと、神戸の元町映画館が「託児付き上映」サービスをスタートする。

元町映画館は、神戸の元町商店街にあるミニシアター系映画館。有志によって2010年にオープンした。2012末には2階部分を改装し、休憩場所やギャラリー展示、その他イベント時のスペースとして活用している。
今回はその2階に、託児スペースを設置。「子育て中のママ・パパにも、たまにはゆっくり映画を楽しんでほしい」との思いから、神戸市の出前託児サービス「ぴよぴよ隊」と提携し、1才前後からの未就学児童を上映中に預かり、快適な観賞をサポートする。
第1回となる今回は、グザヴィエ・ドラン監督の『胸騒ぎの恋人』（2010年、102分）の上映に合わせて、4月19日（土）に実施する。

『胸騒ぎの恋人』は、ある青年の視点で、自分の親友である女性が思いを寄せる男性に恋をしてしまったことから始まる、変わった形の三角関係の行方を描く物語。
世界的に評価を高めているカナダの若手映画監督グザヴィエ・ドランが監督と主演を務めている。

『胸騒ぎの恋人』(C)2010MIFILIFILMSINC

4月19日（土）の14時20分の回に合わせて実施予定。料金は映画鑑賞料金＋1,000円。要予約。
「託児付き上映」は、今後も2カ月に一回のペースで開催していく予定だという。

ゆっくりできない育児中の親たちに、映画館で映画を楽しむ時間を提供する試み。今後の継続に期待したい。