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殺人ゲームへご招待―北浜FOLKで推理ゲームイベント

大阪・北浜の「FOLK old book store」で、3月21日(金・祝)に定例イベント「本屋でボードゲームナイト」が開催。映画『殺人ゲームへの招待』などをモチーフにした推理ゲームが行われた。

殺人ゲーム_会場
FOLK店内で推理ゲーム
※写真はタンサンファブリーク様提供

「FOLK old book store」は、大阪・北浜にある古書店兼カフェ。カルチャー系やアート系の書籍や雑誌、マンガなどを取り扱っているほか、飲食ブースも併設。店内では展示や演劇、ライブイベントなどが定期的に催されている。
「本屋でボードゲームナイト」もその定例イベントの一つとして定着。「かたちラボ」さん、ボードゲーム制作チーム「タンサンファブリーク」さんと「賽苑」さんがコラボして、「オリジナルのアナログゲームで交流する」催しを定期的に実施している。

今回は、「殺人ゲームへの招待」と題し、同名の映画作品をモチーフに開催。映画『殺人ゲームへの招待』(1985年)は、洋館のパーティ中に次々と起こる殺人事件をめぐる推理サスペンス作品で、イギリスで流行した推理系ボードゲーム「クルード」をモチーフに作られたことでも知られている。

まず、同店主の吉村さんが殺害された、という状況からスタート。参加者21人を前に、赤く染まった白シャツ姿で、雰囲気を盛り上げた。

殺人ゲーム_吉村さん
被害者を演じる吉村さん

クルードでは「犯人」「部屋」「凶器」の特定を推理していくが、今回は「犯人」「状況」「凶器」の3種類を設定。「電話中」「トイレ中」「筋トレ中」などの状況と、「ナイフ」「アイスピック」「とがったネイル」などの凶器、そしてプレイヤー自身が容疑者となって、「どの組み合わせが正解か」を推理するゲームを行った。

殺人ゲーム_犯人当て
犯人、状況、凶器を推理する参加者ら

映画が、3種類の異なるエンディングを用意していたことを参考にし、マルチエンディングを採用するなど、ユニークなイベントに。
近年流行している「脱出ゲーム」になじんでいる参加者も多かったが、異なる種類の推理ゲームとして、会話と推理を楽しんだ。

タンサンファブリークの朝戸さんは「物語を変えてまたやってみたいと思います」とコメント。
「今回の趣旨は、ゲームの結果によって分岐するストーリー。そういったものをもう少し突き詰めていきたいですね」と抱負を語った。

「本屋でボードゲームナイト」は今後もFOLK old book storeで定期的に開催予定。
またタンサンファブリークさんは、映画感想ゲーム「カタラシテーナ」も制作している。

■サイト
タンサンファブリーク
http://www.tansan.co/
FOLK old book store
http://booklife.old-folk.shop-pro.jp/
感想ゲーム「カタラシテーナ」
http://www.cinepre.biz/catalasitena
映画観て感想ゲームで交流 北浜・FOLKでボドゲナイト[レポート]
http://www.cinepre.biz/archives/6657