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『父のこころ』谷口監督らが挨拶 大塚まさじさんミニライブも

映画『父のこころ』の公開初日となった3月22日(土)、谷口正晃監督や主演のフォークシンガー大塚まさじさん、出演者らが大阪の第七藝術劇場と京都シネマで舞台あいさつを実施。大塚さんのミニライブも行われた。

父のこころ挨拶_全員
第七藝術劇場に登壇した谷口正晃監督(一番右)、大塚まさじさん(右から2人目)、ほか出演者たち

『父のこころ』(2014年、89分)は、仲里依紗主演の『時をかける少女』(2010年)、桐谷美玲主演の『乱反射』(2011年)などを手がけた谷口正晃さんの監督最新作。「プカプカ」などで知られるフォークシンガーの大塚まさじさんを主演に迎え、「突然失踪した父とその家族の再会」を描いている。
大阪の第七藝術劇場で開催された舞台挨拶には、谷口監督、大塚さんやその他出演者たちが勢ぞろい。同作は、京都の元・立誠小学校で行われている「シネマカレッジ京都」のワークショップから生まれた作品であることから、大塚さん以外の出演者の多くは同受講生たちが占めている。

ほぼ満席の観客たちから大きな拍手が送られる中、登壇した谷口監督は「かねがね家族をテーマにした作品を作りたいと思っていました」とあいさつ。
「わかりやすいハッピーエンドではない、本当のところをちゃんと描ける作品を作りたかった」といい、「小さくても正直に生きている家族の、きれい事ではすまないところを映画に残したいなと考えました」と話す。
大塚さんを起用した理由については、「物言わぬ父親の奥の奥まで描きたいと思ったとき、たたずまいや存在の魅力のある大塚さんにお願いしたいとひらめきました」と振り返った。
大塚さんは「本当にいい映画にご縁をいただいたと思いました。すばらしい監督だと思います」と絶賛。「出てくる人たちそれぞれが正直に生きようという映画で、観た人がそれぞれ違うことを感じられる作品だと思います。わたしも今日ちゃんと映画館で観ることができて、泣いてしまいました」と話した。
その他、出演者それぞれもあいさつを実施。作品の魅力や撮影の舞台裏を紹介した。

父のこころ挨拶_2人
作品について語る大塚さんと谷口監督

舞台あいさつ終了後は、大塚さんのミニライブも実施。手拍子も鳴り響く中、「プカプカ」などの曲を熱唱した。
終演後には劇場前でサイン会も行われ、大塚さん・谷口監督が多くのファンと交流した。

父のこころ挨拶_ライブ
ミニライブで熱唱する大塚さん

映画『父のこころ』は、大阪・十三の第七藝術劇場で4月11日(金)まで、京都・烏丸の京都シネマで4月4日(金)まで公開中。神戸の元町映画館でも今年初夏に公開予定。

■サイト
『父のこころ』公式サイト
http://chichinokokoro.jp/
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
京都シネマ
http://www.kyotocinema.jp/
元町映画館
http://www.motoei.com/
大塚まさじさん主演の家族ドラマ『父のこころ』 大阪・京都で公開へ [ニュース]
http://www.cinepre.biz/archives/11301