ゴシップの過熱描くサスペンス　映画『白ゆき姫殺人事件』公開迫る

ゴシップやネット炎上を題材にした湊かなえ原作、井上真央主演のサスペンス映画『白ゆき姫殺人事件』が、いよいよ全国一斉ロードショーとなる。

(ｃ)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会　(ｃ)湊かなえ／集英社

『白ゆき姫殺人事件』（2014年、126分）は、「ゴシップエンターテインメント」と銘打ったサスペンス作品。
兵庫県淡路島在住で、松たか子主演の映画『告白』（2010年）や、小泉今日子主演のドラマ「贖罪」（2012年）で知られているベストセラー作家・湊かなえさんの同名長編小説を原作に映画化したもので、過熱報道やネットでの炎上、SNS・口コミの拡散といった現代ならではの要素をふんだんに盛り込んだ作品となっている。
化粧品会社の美人社員が惨殺される事件が起き、その社員と同期入社の地味な女性・城野美姫に疑惑の目が向けられる。テレビのワイドショーや口コミによって噂が噂を呼び、真実が分からない状況に関係者たちは翻弄されていく・・・というストーリー。

(ｃ)2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会　(ｃ)湊かなえ／集英社

城野美姫役を、井上真央さんが熱演。ワイドショーの映像ディレクター役を綾野剛さんが演じるほか、美姫の後輩役に蓮佛美沙子さん、被害者の美人OL役に菜々緒さん、さらに貫地谷しほりさん、金子ノブアキさんら実力派が脇を固めている。
監督は、『アヒルと鴨のコインロッカー』（2006年）『チーム・バチスタの栄光』（2008年）『ゴールデンスランバー』（2010年）など多くのヒット作を手がけている中村義洋さん。