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2014年02月14日(金)掲載
ガーデンシネマから受け継ぐもの シネ・リーブル梅田・蒲支配人

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梅田スカイビル3階に2000年にオープンしたミニシアター、シネ・リーブル梅田。
122席のシアター1、95席のシアター2を擁し、単館系作品をメインに様々な映画を上映しつづけている。
2009年よりテアトル梅田、シネ・リーブル神戸がテアトルシネマグループに参加したことで、テアトル梅田と合わせて関西3サイト7スクリーンが実現。関西のミニシアター業界の中でも大きな存在感を放っていた。

そんなシネ・リーブル梅田に転機が訪れた。
2013年12月に、同スカイビル4階の梅田ガーデンシネマが、2014年2月末の閉館を発表。さらに、3月1日から同館がシネ・リーブル梅田の増床として活用されることが判明し、関西の映画ファンにとって目の離せない状況となっている。

ともに111席の2スクリーンを持つ梅田ガーデンシネマの跡地と合わせて、4スクリーンの大型ミニシアターに生まれ変わるシネ・リーブル梅田。
同館の運営を手がける蒲支配人に、今後の方向性について話を伺った。

シネ・リーブル写真_蒲さん
シネ・リーブル梅田の蒲支配人

――まず、3月以降の3階と4階の内装について教えてください。

2月28日(金)から3月1日(土)にかけて1晩しか作業時間がないこともあり、大きな変化はありません。ひとまずチケットカウンターを3階に集約します。4階のカウンターがあった場所は、デジタルサイネージや作品の告知スペースなどを配置して、映画の情報を閲覧できるようにします。内装や壁紙も、映画館名を変更するぐらいで、しばらくは現状のまま続けると思います。
ちなみに、3階・4階とも、チケットは全席指定となります。テアトルシネマグループの会員サービスももちろん受けられますし、オンライン発券システムに対応しますので、ネットからチケットを購入していただくことが可能になります。

――1日も休館させることなく、引き継ぎとなった理由については。

一番の大きな理由は、ご利用いただくお客さまへなるべくご迷惑をおかけしないようにするということですね。1週間・2週間単位で作品を上映しているので、それに穴を開けたくないと。なので今回の引き継ぎに関しては、物理的に時間が足りないので、そこまで改装を行わない移行になると思います。

シネ・リーブル写真_ロビー
3階のシネ・リーブル梅田の入り口。

――今後大きな改装は行うのか。

現状ではまだ未定ですが、ゆくゆくは、ゆったりくつろいでもらえるような環境を作っていければと考えています。飲食関係を充実したり、椅子を多く設置するなどして、最終的には映画鑑賞までの時間を映画館の中で完結できるようにしていきたいですね。

――梅田ガーデンシネマさまとの客層の違いについて。

両館ともミニシアターですが、梅田ガーデンシネマさまの方が年齢層が上で内装もシック、シネ・リーブル梅田はすこし若者向けの作品が多く、館内もポップなイメージだと考えています。
タイプが全く違うので、ライバル視というよりも、お互い頑張ろう、という意識でやってきました。交流もありましたし、お互い満席の時にもう一方に移動して映画を観てもらったり、というようなこともあったので、ほんとうに助け合ってやってきた感じでしたね。
引き継いだ3月以降も、いま梅田ガーデンシネマさまで上映しているような作品カラーは、このまま継続していきたいと思っています。梅田ガーデンシネマさまのファンも多いと思いますので、そういう方たちも今までどおり楽しめるようにしていきたいなと考えています。

シネ・リーブル写真_中央広場
開放感のあるロビー。

――作品ラインナップについて。

いままでシネ・リーブルで手がけているラインナップと、梅田ガーデンシネマさまのラインナップ、それを合わせた形になると思います。
一部の作品は、2月末から3月頭にひきつづいて上映されるものもあります。上映シアターは同じなんですが、チケットの購入方法などが変更されてしまうので、ご注意いただければと思います。

――4スクリーンになったことについて。

テアトルシネマグループのミニシアターの中では、これまで最大でも3スクリーンなんです。つまりシネ・リーブル梅田が一番大きくなります。さらにシネ・リーブル神戸の3スクリーンと、テアトル梅田の2スクリーンを合わせた関西9スクリーンになるので、多いスクリーンを活かしながらたくさんの作品をかけていきたいと思っています。

シネ・リーブル写真_2館看板

――梅田ガーデンシネマさまが取り組まれていたロングランやアンコールについては。

やっていきたいと思っています。4スクリーンになるので、これまでより融通が効きやすくなるのかなと。人気のあるものをロングランとして残すほか、アンコール上映も実施しやすくなると思います。
ほかにも、より柔軟な特集も組めるようになりますので、ゆくゆくは4スクリーンであることを活かした編成も試みていきたいなと考えています。

――最後に、今後の抱負をお願いします。

今まで梅田ガーデンシネマさまやシネ・リーブル梅田を利用していただいた方には、変わらないラインナップをご用意できると思っています。さらに、これから新規で当館を訪れてくれる人にとっては、幅広いラインナップや多いスクリーン数が売りになるのではないかと。今まで来てくれていた人、初めて来てくれる人それぞれをがっかりさせないように気をつけながら、多彩な作品を上映していきたいですね。
レイトショーなど、若者向けの枠に関しては弱いところもあるので、今後は2フロアであることを活かしながら、若い人にも認知を広げる企画もどんどんやっていければと。梅田のスカイビルに映画館がある、ということをもっと若い人に知ってもらえればと思っています。

【インタビュー相手】
シネ・リーブル梅田支配人 蒲建介さま
 ヒューマントラストシネマ渋谷での勤務を経て、
 2012年よりシネ・リーブル梅田の支配人に就任。

■サイト
シネ・リーブル梅田
映画ファンに愛され16年・・・梅田ガーデンシネマが来春閉館へ



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終章 映画館で映画を観る楽しさを


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