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『ニシノユキヒコの恋と冒険』上映へ 竹野内豊さんらが登壇

2月8日(土)から全国で上映される映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のプレミア試写会がTOHOシネマズ梅田で2月4日(火)に開催され、主演の竹野内豊さんと井口奈己監督が舞台あいさつを行った。

竹之内挨拶1
登壇した竹野内豊さん(写真左)と井口奈己監督

松山ケンイチ・永作博美主演の『人のセックスを笑うな』(2008年)の井口奈己監督が手がける最新作。芥川賞作家・川上弘美さんの同名小説を原作に、「モテてしかたがない色男」ニシノユキヒコと、それを取り巻く7人の女性の物語を描いている。主演のニシノユキヒコを竹野内豊さんが演じるほか、尾野真千子さん、成海璃子さん、木村文乃さん、本田翼さん、麻生久美子さん、阿川佐和子さん、中村ゆりかさんといった豪華な女優陣が、ニシノユキヒコを取り巻く女性たちを演じている。

満場の拍手の中で登壇した竹野内さんは、「ニシノユキヒコがニシの日(2月4日)に、西に参りました」とあいさつ。本作へのオファーを受けたときについて、「もともと監督の前作『人のセックスを笑うな』を観て、直観的に良いと思っていました。そうしたら自分が出演できることになって、とてもうれしかった」と振り返った。
竹野内さんを選んだことについて井口監督は、「5年ほど前から企画を温めていましたが、なかなかニシノ役にふさわしい人が思い浮かばなかったんです。『もう日本人では無理なんじゃないか』と思っていたぐらい。でも竹野内さんの名前が出たとき、『そうだ、竹野内さんがいたじゃないか』とハッとなり、すぐに決まった」と最初のいきさつを話した。

ニシノユキヒコの恋と冒険
©2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会

カットの長回しが特徴的な井口監督の現場について竹野内さんが、「尾野真千子さんとのシーンがとくに恥ずかしかったですね。なかなかカットかけてくれないので(笑)」と話すと、監督からは「演技が素晴らしいので、ずっと見ていたくなってしまい、カットをかけるのを我慢することがよくあります」と、自身の長回しの理由の一端について語った。
「竹野内さんがその場にいるだけで、ニシノユキヒコが成立する、それぐらいの存在感」と絶賛する井口監督。満場の観客に、「スクリーンの中の素敵な竹野内さんを楽しんで」と呼びかけた。
竹野内さんは最後に「見どころは、と聞かれても一言で言い表せないぐらい、いろんなものがちりばめられている素敵な映画になりました。ぜひ井口ワールドを堪能してください」と呼びかけ、満場の拍手の中会場を後にした。

『ニシノユキヒコの恋と冒険』は、2月8日(土)から、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸など全国で一斉ロードショーされる。

■サイト
『ニシノユキヒコの恋と冒険』公式サイト
http://nishinoyukihiko.com/