おおさかシネマフェスティバルの受賞作が決定　3月に表彰式も

大阪アジアン映画祭のプレイベント「おおさかシネマフェスティバル」の今年の受賞作が決定。新人監督賞に映画『ソウル・フラワー・トレイン』の西尾孔志監督、新人女優賞に同作出演の咲世子さんらが選出された。

『ソウル・フラワー・トレイン』(C)ロビン西／エンターブレイン

「おおさかシネマフェスティバル」は、2009年から大阪アジアン映画祭のプレ企画として開催されている映画イベント。毎年ベストテン作品や個人賞を選出し、表彰式を行うなど、関西の映画ファンに親しまれている。

ベストテンは、年間200本以上を観賞した人たちによる投票をもとに選考会を実施。今回の発表は、2013年1月から12月に公開された作品から選ばれ、個人賞は「大阪及び関西ゆかり」の方であることも判断材料となっている。
日本映画のベストテンには、1位『凶悪』、2位『ペコロスの母に会いに行く』、3位『舟を編む』、4位『かぐや姫の物語』、5位『横道世之介』が選出。外国映画のベストテンは、1位『ゼロ・グラビティ』、2位『愛、アムール』、3位『ジャンゴ　繋がれざる者』、4位『ザ・マスター』、5位『ゼロ・ダーク・サーティ』が選ばれた。

©2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会

また個人賞もあわせて発表。
主演女優賞には『ペコロスの母に会いに行く』の赤木春恵さん、主演男優賞に『横道世之介』などの高良健吾さんが選ばれた。助演女優賞には池脇千鶴さん、原田貴和子さん、助演男優賞には小林薫さん。
また、新人女優賞には、ロビン西さん原作の大阪を舞台にした『ソウル・フラワー・トレイン』の咲世子さん、新人男優賞には、『少年H』の吉岡竜輝さん。さらに『ソウル・フラワー・トレイン』監督の西尾孔志さんが新人監督賞に選出された。

※受賞結果は以下を参照。

『ソウル・フラワー・トレイン』(C)ロビン西／エンターブレイン

脚本賞に輝いた『旅立ちの島唄～十五の春～』（©2012「旅立ちの島唄～十五の春～」製作委員会

おおさかシネマフェスティバルは、3月2日（日）に開催予定。同ベストテンの授賞式と、受賞を記念して『ペコロスの母に会いに行く』、脚本賞に輝いた『旅立ちの島唄～十五の春～』の上映を行う。
大阪に根差した春の風物詩的映画祭。映画ファンだけでなく、多くの人に足を運んでいただきたい。

※新人監督賞に輝いた『ソウル・フラワー・トレイン』は、現在第七藝術劇場で上映中。2月22日（土）からは京都みなみ会館で、3月8日（土）からは神戸アートビレッジセンターでそれぞれ上映予定。