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古本・ジャズのミニコミ誌、最新号で映画特集企画

関西で古本やジャズ、コーヒーなどのテーマを取り扱ってきたミニコミ誌「Sanpo Magazine」(大散歩通信社)が、最新号でリム・カーワイ監督など「映画」を特集している。


4月に発刊した「Sanpo Magazine」5号

「Sanpo Magazine」は大阪を中心に関西圏で発刊されているミニコミ誌。ジュンク堂などの大型書店や古書店、その他映画館「シネ・ヌーヴォ」などいろんな場所で販売されている。
もともと編集人の西川由季子さんが、関西の街を歩いてみつけた、面白い人、もの、場所、表現、作品などを取り上げることを主眼に発刊。いままでは古本やジャズ、コーヒーなどをメインテーマに扱っており、そうした趣味を持つ固定ファンも多いという。

最新号の5号は4月15日発刊。A5サイズ、本文126ページ。950円(税込)。
今回の映画特集のきっかけは、大阪・中崎町の「プラネット・プラスワン」で映画を見たこと。その時知った映画監督リム・カーワイさんへのインタビューをメイン特集にすえた。『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』(2009年)、『マジック&ロス』(2010年)、『新世界の夜明け』(2011年)などの作品について、撮った理由やきっかけ、撮影の幕間話などを聞いている。
また、『新世界の夜明け』のプロデューサーや出演者、さらに「プラネット・プラスワン」運営に携わる富岡邦彦さんらにも話を聞いたり、寄稿をお願いしたり、といったことも。
他にも、古本ソムリエこと山本善行さんが古書店をめぐる定番連載コーナー「古本修行散歩」をはじめ、本、ジャズなど、「Sanpo Magazine」のいままでの定番テーマも充実した内容になっている。

大学時代には映研に所属していたというほどの、筋金入りの映画好きだという西川さん。しかし「映画をどのように特集していいいかわからなかったんです。どうすれば面白い特集になるのかずっと考えていました」という。今回リム・カーワイ監督に出会うことで、「この人を取り上げたい」という気持ちが出てきて特集のテーマに選んだと話す。「古本が好きな人は映画も好きな人が多い」という予想通り、もともとの読者にも現在好意的に受け入れられているという。


「Sanpo Magazine」編集・発行人の西川さん

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西川さんへのインタビューも近日キネプレで公開する。

■サイト
大散歩通信社
http://d.hatena.ne.jp/cricket007/