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宝塚映画祭の開幕迫る 「シネマハック100」テーマに多彩な展開

宝塚映画祭が11月9日(土)から1週間、宝塚のシネ・ピピアで開催される。「ジモトの“リアル”と“ファンタジー”」などのテーマで多様な作品を上映するほか、「シネマハック100」と題した企画を多彩に実施する。

宝塚映画祭

市民主導の名物映画祭が今年も。

宝塚映画祭は、かつて映画製作所があった宝塚を、「もう一度映画の街にしよう」と市民たちの手で開催されている一大映画イベント。2000年にスタートし、今年で第14回を迎えている。

今回は「シネマハック100」がメインテーマ。「みんなで作る感想ボード」や「映画館のためのサウンドトラック」、「ブックマークになる半券」など、映画館を活用した様々な試みをスタッフが考案。映画祭の会期中に多彩な企画を展開する。

上映作品のテーマは2つ。1つは、「ジモトの”リアル”と”ファンタジー”」と題し、7作品を上映。
上映作は、大林宣彦監督作『この空の花 長岡花火物語』(160分、2011年)、若手新鋭作家・三宅唱監督の『Playback』(113分、2012年)、桐木憲一の同名コミックを3名の監督が映画化した『東京シャッターガール』(2013年、93分)、イランのロック音楽シーンと若者の情熱を描いた『ペルシャ猫を誰も知らない』(2009年、106分)、「ランボー」に憧れ映画を撮る少年たちが主人公の『リトル・ランボーズ』(2007年、96分)、ももいろクローバーが出演する出色の中編映画『NINIFUNI』(2011年、42分)、覆面グラフティアーティスト・バンクシーが手がけた異色ドキュメンタリー『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(2010年、90分)。

この空の花-長岡花火物語
『この空の花 長岡花火物語』(c)2011 「長岡映画」製作委員会 PSC
Playback
『Playback』(c)2012 Decade, Pigdom
東京シャッターガール
『東京シャッターガール』(c)2013「東京シャッターガール」製作委員会

もう1つのテーマは「FAKE & REAL 美術監督、近藤司の仕事」。宝塚映画製作所で映画制作に情熱を傾けた美術監督、近藤司さんにフォーカスを当て、『姿三四郎』(1965年)、『野良猫』(1958年)、『世にも面白い男の一生 桂春団治』(1956年)の3作を上映する。
さらに特別企画として、日本各地で制作されている「地元ムービー」の特集、宝塚映画『海の若大将』を学生たちがリメイクして制作した短編の上映なども実施される。

第14回宝塚映画祭は、11月9日(土)から11月15日(金)まで、宝塚のシネ・ピピアで開催予定。
地元に根差した映画のお祭り。ユニークな試みも多い今年の宝塚映画祭を堪能したい。

詳細情報
開催日程 11月9日(土)~11月15日(金)
料金 ・前売
1回券1,000円、3回券2,400円

・当日
1回券1,200円

開催会場 シネ・ピピア
宝塚市売布2-5-1ピピアめふ5F、TEL 0797-87-3565)
サイト 第14回宝塚映画祭
http://2013.takarazukaeiga.com/
シネ・ピピア
http://www.cinepipia.com/
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