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アジアン映画祭OPに『毒戦』 ジョニー・トー監督が登壇

大阪アジアン映画祭のオープニングセレモニーと、ジョニー・トー監督作『毒戦』のオープニング上映が3月8日(金)、梅田ブルク7で行われ、同監督らが登壇してあいさつを行った。


オープニング上映で登壇したジョニー・トー監督(写真中央)ら(※大阪アジアン映画祭提供)

大阪アジアン映画祭はアジアの優秀な映画作品を多くの人に観てもらおうと、3月8日(金)から梅田ブルク7、梅田ガーデンシネマ、シネ・ヌーヴォ、第七藝術劇場などで開催されている一大映画イベント。
今回のオープニング作品には、香港ノワールの名手として知られるジョニー・トー監督作『毒戦』が選出された。

同監督は2010年の大阪アジアン映画祭でも、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』をオープニング上映しているといい、3年ぶりの来日となる。今回の『毒戦』日本初公開にあわせて登壇し、「大阪に帰ってくることができたことがうれしい」と話し会場をわかせた。
『毒戦』について、「中国大陸の公安に関する警察ものの脚本をじっくりと書いていたが、さまざまな制限があり、当初書こうとしていたものとは異なる作品になってしまった」と中国での映画作りの現状について語った同監督。しかし「今回作品が完成して映画祭で上映できることは、大陸側の制限が少し緩んできた証拠。他の監督たちが中国大陸で公安や警察に関する映画を作っていけるひとつのきっかけになれば」と次世代の監督たちにエールを送った。「今までのジョニー・トー作品とは違う大陸で撮ったアクションムービー。次に僕が大阪に来たとき映画の感想を聞かせてほしい」とも話し、近い未来の再来日を誓った。


「日本のお客様にどう見ていただくか楽しみ」と話すジョニー・トー監督(※大阪アジアン映画祭提供)

第8回大阪アジアン映画祭は、3月17日(日)まで梅田ブルク7、シネ・ヌーヴォ、梅田ガーデンシネマ、第七藝術劇場、プラネット・スタジオ・プラスワンで上映が行われるほか、様々なイベントも企画されている。クロージング上映はリー・ユー監督最新作『二重露光~Double Xposure~』。

■サイト
「第8回アジアン映画祭」公式サイト
http://www.oaff.jp/2013/
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