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山田孝之が1人3役挑戦 新感覚映画『ミロクローゼ』

主演の山田孝之さんが1人3役に挑戦した話題作『ミロクローゼ』(2011年、90分)が、12月1日(土)から大阪のテアトル梅田とシネマート心斎橋で上映される。監督は、『オー!マイキー』などを手がけた石橋義正さん。


『ミロクローゼ』監督の石橋義正さん

『ミロクローゼ』は、愛の象徴を求める男たちの姿を、3つの話を交錯させながら描く新感覚映画。俳優の山田孝之さんが1人3役をこなしていることでも話題を呼んだ。
監督は、マネキンのみが登場する有名ドラマ『オー!マイキー』などを手がけた石橋義正さん。今作では、音楽と映像を組み合わせ、相乗的な効果を演出。その腕前とセンスをいかんなく発揮し、新たな映像体験を観客に提供している。
その表現のユニークさや完成度の高さから、海外での評価も高い。カナダ・モントリオールで開催されたファンタジア・フェスティバルでは、「長編劇映画部門」最優秀監督賞、「観客賞部門」長編アジア映画銀賞、「最も革新的な長編劇映画部門」金賞、「最もエネルギッシュな長編劇映画部門」銀賞を受賞し、一躍話題となった。


『ミロクローゼ』(c)2012「ミロクローゼ」製作委員会

映画や映像を作る際、最初にビジュアルを考えるところから始める、という石橋監督。「だから美術や小道具、ロケ地確保などがより重要になってくるんです」と話す。中でも、観た人に必ず強烈な印象を残すだろう圧巻のアクションシーンについて、「これを撮りたかったからこの映画を作ったと言ってもいいくらい。それだけ楽しんでいただける自信がある」と胸を張る。
他にも幻想的な雰囲気を演出するために、さまざまな細かい積み重ねをしているという。「こういう映像があったらいいな、と自分で思うものを作っています」と映画を撮る理由の一端を語ってくれた。


『ミロクローゼ』(c)2012「ミロクローゼ」製作委員会

『ミロクローゼ』(c)2012「ミロクローゼ」製作委員会

3つの物語が並行しているのも、本作の特徴の1つだ。石橋監督は「山田孝之という1人の人間が演じ分けることで、人間のいろんな側面を感じ取ってもらいたかった」と話す。その期待に、山田孝之さんがきちんと演じ分けることで応えてくれたという。監督は「観終わったあと観客がそれぞれに、1人の人間像を感じとれるような新しい表現を試みた」と語った。

『ミロクローゼ』は12月1日(土)からテアトル梅田・シネマート心斎橋で上映開始。同日両館で石橋監督の舞台あいさつが行われる。また、12月2日(日)には天神橋筋六丁目のブックカフェ「ワイルドバンチ」でのトークショーも。

■予告編

■上映日程
12月1日(土)~

■映画館
テアトル梅田
(大阪市北区茶屋町16-7梅田ロフトB1F、TEL 06-6359-1080)

シネマート心斎橋
(大阪市中央区西心斎橋1-6-14ビッグステップビル4F、TEL 06-6282-0815)

■サイト
『ミロクローゼ』公式サイト
http://www.kitashira.com/
テアトル梅田
http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/
シネマート心斎橋
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/
梅田のタワレコで『ミロクローゼ』公開記念イベント【キネプレレポート】
http://www.cinepre.biz/?p=3074
タワレコが映画のかけ橋に 第1弾は『ミロクローゼ』【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=2904